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響~小説家になる方法~ の感想

響~小説家になる方法~ の感想


著者: 柳本光晴

概要

巻数:6巻(2017/05/16)
出版社:小学館
内容:小説を読む、書くことが大好きな天才の少女を中心に物語は展開する
賞:マンガ大賞2017大賞


感想

Amazonレビューは真っ二つに意見が割れていますね。まず、この漫画のサブタイトルにもありますが、この漫画は一切小説家になる方法は教えてくれません。そういった意味では小説家になる方法を教えてくれているのかも知れませんが…。意見が綺麗に分かれる理由としては主人公の響の言動が読んでいて不快であるというのがあります。普通ではない、異常である、おかしい、気持ちが悪いなどなど。確かに響の言動は常軌を逸しています。口より手が先に出ますし、また暴力が常人のそれとは違い、明らかに心から殺意を持ってことをなそうとしています。読者の多くはこれらの言動に全く共感ができないので、読むに耐えないという意見が目立ちますね。
また、実際に小説を書いている描写がないため、書いた小説を周りが面白いと言っても納得できないというものもありました。

私の感想としては非常に面白かったの一言です。その理由としてはかなり現実に即しているからだというものです。社会性・協調性・一般常識がある人は素晴らしい人だと思います。荒波を立てず、周りと同じ歩調で歩き、誰にもぶつからない、迷惑をかけない。そして誰からも好かれる、素敵な人だと思います。さて、私達が本当の意味で何かに没頭できる作品(音楽・漫画・スポーツ・小説・映画)はどのような人達から生み出されるのでしょうか。世に排出されている天才が作った作品、または天才と呼ばれるような人達は「普通」なのでしょうか。「普通」の定義にも依存しますが、当漫画では「天才」をある種忠実に表現していると私は思いました。その異常さから生み出させる小説には非常に興味をそそられます。もちろん、それは「漫画」に何を求めるかによります。「漫画」からある種のシンパシー・共感を求める人は当作品は面白くないし、不快だと思われるでしょう。何故なら、当作品は「異常者」を扱っていますから、共感できる点は皆無です。


あとがき

このように真っ二つに意見が分かれる漫画は非常に貴重だと思われます。今後も目が外せないですね。

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