ぷろぐら×でざいん

死役所 感想

死役所 感想

死役所 感想

著者: あずみきし

 

あらすじ

死後の世界にある役所のお話。職員は全員元死刑囚。主な仕事は死んだ人(仏様)の成仏のサポートを行っている。


テーマ

このマンガでは様々な死に方(最後)を迎える人達が短編形式で登場します。表現が正しいかは定かではないですが、このマンガのテーマの一つに「生き方」というのがあると私は思いました。もちろん、「死に方」も大きなテーマではありますが、生と死は表裏一体ですので、どちらとも言えるとは思います。


感想

日々の生活で憤りを覚えないということは無いでしょう。皆無だと思います。人が社会で生きている以上、自身と相容れないことや受け入れ難いこと、度し難いことに溢れ返っていると思います。それは身近な同僚や上司、または家族、そして自分には直接関係は無い政治家が世間に対して色々と思うことがあるものだと思います。最近だと私はあまりにも自分勝手で、非協力的で協調性皆無の同僚に対して苛立ちを覚えました。「どうして何故そこまで自分勝手な言動ばかりできるのか?」と思い、とても残念な気持ちになりました。

しかし、このマンガを読んだあと、そういった気持ちはすーっとどこかに行きました。決して負の感情ではなく、自分自身の同僚に対する憤りははっきり言って、「死」という想像を絶する概念の前では心の底から大したことがないのだという気持ちになった感じです。想いのまま怒りをぶつける、もしくは誰かに愚痴り、自分自身の正当性を他者から承認され満足することもできるとは思いますが、そういった行為は短い人生において生産的ではないですし、何も生まないと思えました。寧ろ、そういった自分とは異なる価値観を最大限理解した上で、より良い「最後」を迎えるために私が憤るほどの重要なものではないと思うことができました。

このマンガでは様々な人生観・価値観を持った登場人物が登場します。そういった登場人物を通して見えてくる「生き方」は反面教師として学ぶこともあり、または純粋にこういった「生き方」ができたら良いなーと参考になることもありました。

最後に、マンガだと3巻に登場する「カニの生き方」は泣くほど良かったです。自分の涙腺の緩さには驚きましたが、胸を締め付けられるほどの悲しみを覚えました。同時に羨ましいとも思いました。想い想われ、とても素敵なお話なので是非読んでみてください。


あとがき

もう10月なのですねー早いもの。今年も残すところ3ヶ月未満。ふと、どのように師走を迎えようとワクワクしている自分がいます。今年という年は間違いなく私の人生のターニングポイントになったと思います。大変多くの新しい出会いがあり、多くの別れがあり、この出会いと別れの繰り返しは今年一杯続くのだと思います。そういった出会いと別れに感謝し、最後の最後まで邁進し続けようと思います。

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